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デイナモ キエフ

キエフに旅すれば、絶対に目にするウクライナスタジアム。
多分 通訳のビカが言うには、スタジアムの名前は、
ナショナル・スポルト・コンプレックス・オリンピスキ とか言ってました。
私は全くのサッカー音痴なので、
ここキエフに来るまで ディナモキエフ と言うチームも知りませんでした。
日本から持参した、キエフのガイドブックを読んでから、
ディナモキエフやウクライナスタジアム、そして旧共産圏での
サッカーチームの歴史なども知りました。
 
 補足
 偉いでしょう! エロだけのじゃ無いんですよ。
 ちゃんと現地の事を勉強する姿勢! 
 しかし、この様な地道な学習が、現地で女性と知り合った際に
 話しの切欠となるのですよね!
 ウクライナ隠れキリシタン東京本部の方々はご理解して頂けますよね!
 
さて、さて、旧共産圏の国々のサッカーチームには、
「ディナモ」なんとかと命名されたサッカーチーム名が多いと言う事に
お気づきと思います。
その辺の変な事に興味をもってしまうのが、
飽くなき性の探求者たるトゥボックなにわのDNAでして、
それでいろいろサイトを調べて見ましたので、
その辺のサイトからの転用を交えて今日は、
ウクライナでのサッカー話しを展開したいと思います。
因みにウクライナで女性と知り合ったら、
結構 彼女達はサッカーの話しはよく出ます。
と言うか私が知らなさ過ぎなのでしょうけど。
なので、話題がサッカーになると、トーンダウンするんですよね。
なので、ヨーロッパのサッカー事情にお詳しい方は、
彼女達と大いに語れると思いますよ。
 
では、まずは、「ディナモ」のネーミングからスタート!
 
 キエフには皆さんよくご存知の「ディナモ・キエフ」があり、
モスクワには「ディナモ・モスクワ」、
トビリシには「ディナモ・トビリシ」がある。
そもそも「ディナモ」って何でしょう? 
名前の由来をご存知の方いらっしゃいますか?
簡単にご説明すると、「ディナモ」のルーツはモスクワなんです。
モスクワの「ディナモ・モスクワ」が、「元祖ディナモ」です。
ロシアにサッカーが紹介されて、プレーされるようになったのは、1887年。
革命前の帝政ロシア時代です。
伝えたのはいつものごとくイギリス。
設立者はロシア人です。
最初は「ディナモ」という名前ではなく、
「モロゾフツィ」といったそうです。
モロゾフさんという人が「モロゾフとその仲間達」という名前で、
牧歌的なサッカーチームをスタートさせたんです。
 やがて、1917年のロシア革命で、共産政権になると、
当然スポーツも国家のものになります。
電気技師のグループが自分達のクラブを作ろう、
ということで、「モロゾフツィ」は「ディナモ」に名を変えて、
1923年に設立します。
革命が起きて僅か10年足らずの間に、「ディナモ」というクラブが発足するわけです。
 ちなみに「ロコモティヴ」というチームがあります。
これは鉄道の組合のチームで、旧共産圏のあちこちにあります。
「CSKA(チェスカ)」という名前も聞いたことありませんか?
 これは陸軍のチームです。「CSKAソフィア」とか「CSKAモスクワ」。
 さて、ソヴィエトを打ち立てたレーニン、
その後継者スターリンは、革命政権を維持するために、
警察組織、特に秘密警察の組織化・強化に力を入れてきました。
で、「我々(体制側)もサッカーチームが欲しい」ということになって、
のちのKGBになる組織を作ったジェルジンスキー(ソヴィエト崩壊時、
スターリンの像より先に倒されるほどの極悪人?)は、
強豪ディナモに目をつけたんです。やがて、
電気技師達が観に行っていたスタジアムに、
突然、警察官僚、しかも秘密警察の官僚が貴賓席に並ぶようになってしまった。
その頃から「ディナモ」といえば内務省、
KGBのような秘密警察のクラブということになってしまった。
ディナモ=権力という構図が、ここに完成します。
 そうなると、旧ソ連のウクライナもグルジアも、
モスクワに追随します。衛星国の警察も「ディナモ」と名乗るようになって、
あちこちに「ディナモ」ができます。
旧ユーゴの「ディナモ・ザグレブ」、
東ドイツの「ディナモ・ベルリン」、ルーマニアの「ディナモ・ブカレスト」。
どれも政府の息がかかっているので、
いい選手はどんどんディナモかCSKAが引っ張っていく。
ちなみにウクライナでは、首都キエフに「ディナモ・キエフ」と「CSKA・キエフ」があります。
両方とも政府のチームですね。
今、ウクライナの2番手は、
CSKAではなくて「シャフタル・ドネツク」です。ドネツクは炭坑の町
 
てな感じが、「デイナモ」のネーミングにおけるウクライナや旧共産圏諸国の
歴史背景です。
何も女の為に勉強や知識を増やす事はないですが、
不純な動機でも知識が増える事は良い事なのだ!
と勝手に理解しています。
 
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